グリンナーの使用方法
◎撒布液の作り方
①容器をよく振ってから必要量を取出す。
②水で所定濃度に希釈し、よく混和する。
③できるだけ使いきり、撒布液の貯蔵は避ける。
④原液でも100倍希釈以上でも、植物体には害は一切ありません(人や動物、土壌にも無害)が、昭和38年以来の弊社実績から、標準となる1回撒布の場合の希釈倍率は次のとおりです。
・移植する樹木など硬質物には5~10倍希釈、
・水稲、芝などの作物には10~20倍希釈、
・蔬菜の苗などの軟弱物には15~30倍希釈。
複数回撒布する場合や、軽度の保湿(蒸散抑制)を望まれる場合は、更に希釈しても可。
◎散布方法
・使用器具= | 細かい霧の出る(120メッシュ程度)噴霧器を使用する。 |
・散布液調整= | 容器をよく振ってから取出し、水で希望濃度に希釈し、よくかきまぜてから使用する。 |
・散布時期= | 植物体が日射等により、高温でない時が好ましい。降雨や夜露で植物体が濡れていると皮膜の形成が妨げられるので、乾燥後に撒布する。更に、撒布後1~2時間で完全に乾燥するまでは、撒布面に触れない。仮に撒布直後に降雨等あった場合は、完全に乾いた後、再度撒布する |
・散布液量= | 茎葉の表裏面に十分に薬液が付着するように、斑にならないように前面に丁寧に撒布する。 また、過量に撒布しても、形成される皮膜が厚くなることはありません。 |
・散布頻度= | 繰返し撒布する場合は最短1週間後とし、2~3週間以上の間隔をあけるのが経済的です。 |
◎使用後
・噴霧器及び容器類に付着した液は、乾燥して被膜形成される前に、よく水洗する。特に噴霧器のノズルは、膠着して穴がつまることがあるので十分水洗しておく。
・概ね5~50℃の範囲の屋内で、日光や照明光を避けて、密栓して貯蔵する。
◎その他
・本剤は、毒性は低いが眼に対して弱い刺激性があるので注意し、眼に入った場合には直ちに水洗する。
・対象植物以外に撒布液が付着した場合、乾燥してしまう前であれば水、石鹸、花王社製マジックリンなどで洗い落とす。